★ 人知れず 強くなろうぜ 俺達

今日は8時半ごろ起床。せっかくの休日なのにバイトが入っている。

最近身体的にも精神的にもゴタゴタしているせいか、バイトに行く気が毛頭起きない。

こういう時は大抵喉が痛んでいるので、バイト先への電話も

風邪っぽい声になるので便利である。

先月も一回風邪で休んだのに、今回休みの電話をしても怒られなかったな。

まぁ、一応理由は正当だしな。それが嘘ってだけのことだ。



空は薄曇りで、日差しが柔らかい。絶好の散歩日和である。

午前中はそれを窓越しに見ながら適当にPCで遊んで過ごす。

アニメは良い。没頭していれば、それで何もかも済むだけのことだから。

そういうことは結構一杯あるのだけれど、どれも疲れるんだよなぁ。

その分生産性は皆無だけどな。まぁ、生産性なんてこういう時は知ったこっちゃないけどな。



午後の1時半過ぎに、コンビニでパンと飲み物でも買って、散歩に出かけようとする。

たまたま近所に住んでいる元アジカンバンドのギター君と遭遇。

率先して自らに堕落を科している彼は、きっと物凄くタフなのだろう。

えんがわキムチという良く分からない商品を買って、彼は帰っていった。



散歩に出かける。

いつものコースには、サトザクラ？という桜の一種の木が道なりに何本も立っていて、

その花が今丁度散っていく時期らしい。

桜は、その移ろうのが美しい、と頭の片隅で思う。

Syrup16gの「さくら」がちょうどMP3から流れて、非常に感傷的になる。



例の如くブックオフによる。

蟲師の9巻を発見し、早速読む。

なんでこの作者さんは、ああいうもの哀しい顔が描けるのだろう。

表現媒体としての絵、だとか、そんなことはもうどうだって良いだろう？



その後、マンションに戻ってしばらくボーっとした後、

飯を作る気力もないのでバイト帰りによく寄るラーメン屋に行く。

ねぎラーメンは意外にアッサリしてるのね。いつもの脂っこさを感じない。

その分何だか不完全燃焼ではあるが。ジャンクフード、か。



帰り道にMP3からFoZZtoneの「ベイビーゴーホーム」が流れてくると、

何だか泣きそうになってきて、足を早める。

この前の心理学の授業で、

「心理学的障害は、何らかの感情や辛い体験なんかを自身の中へと抑圧することによって

発症するもので、それを治すにはその抑圧されている感情を、

ハッキリと自身に認識させることが第一条件だ」という話を聞いた。

それに続いて、

「でも、その抑圧した感情と言うのは、自分を守るために抑圧されているわけで、

ただただそれを引っ張りだして認識させ、はい、終了、というわけにはいかない」

とも、教授は言っていた。

大いに賛成である。じゃなきゃ、こんな気持ちにならないんだろう。



どうなるんだろう。知らねぇよ。でも知りてぇんだよ。

胸の空くような、春の終わりの香りだ。