★ ミカンの小説みたいな

プロフィールに書いてあるように、俺は「早○○」が苦手である。

大抵の事が、他人のそれに比べて遅い。

浪人時代に、1ヶ月ほど一緒に登校していた友人に、

「お前歩くの遅ぇよ！」とブチ切れられた時に気付いた。

食べるのも遅いらしい。他の男に言わせれば、「そこらの女子より遅い」らしい。

当然だが、それに対する自覚は今はきちんと持っている。

だが、こういうのを無理矢理矯正するのは嫌だと思っているので、

ある程度他人に迷惑を掛けたりしながらも、結局直らない、直さない。



今日、昼過ぎくらいに、ロストのバンドの例のギターがめちゃくちゃ上手い子が、

下北でライブをやるから来てほしいとメールしてきた。

7時半頃までに来てくれれば大丈夫だから、と書いてあった。

少し悩んで、結局行くことにした。

授業を6時に終えて、夕飯を学食で食べ、場所が分からないので調べるために

一度家に帰る。で、調べたりしているうちに、時間は7時近くなる。

最寄りの駅から下北までは、約1時間は掛かる。

そうなってしまうと、もう、すぐ萎えてしまう。急ぐ気が無いから。

急いで断りと謝罪のメールを送って、終了。終了。



凛として時雨の曲を聴きながら、

芥川龍之介の「大導寺伸輔の半生」というタイトルの未完の小説を読む。

蜜柑食べたい。頭おかしくなりそう。