★ 日常に生きる俺

今日もテストは無い。代わり？に素人バンドの練習があった。

相変わらずFに苦戦する。F自体は出来る。他のコードからFに移動するのがキツいんだなぁ。

結構時間がかかってるなぁ。もうそろそろ出来ても良いはずなんだが・・・。

ちなみにドラムさんは相変わらず怒っているようで、話をしてくれませんでした～。プスス～。

プシュリッコスサフリナ～ゼ。もうどうでも良いよ。

午後から急に降ってきた雨に濡れて寂しく帰る。



一方で、良いこともあった。今朝、いつも通りダラダラアパートを出る。

うちのアパートには朝の八時くらいから夕方五時くらいまで管理人さんが常駐しているのだが、

ギターを抱えて出ていく俺に向かって声を掛けてきた。

俺はMP３で音楽を聴いていたため、始めは何と言っているかわからなかった。

てっきり俺に対する騒音の苦情が来たのかと思って一瞬ヒヤリ。

「いやいや、ちゃんと窓閉めて、ヘッドフォンまでしてるかんね、俺っち、うるさくないもんねっ。」

と即座に脳内で理論武装する俺。我ながら「なかなかかえって・・・」だ。

が、予想外の一言が。



管「ギター弾くのって、良く分からないんだけど、アンプ、って物がいるの？」　



俺「え？」



いきなり言われたので事態が上手く飲み込めない。

管理人さんはこれからロックスターを目指そうとでも言うのか？おばちゃんだぞ？

そもそもロックスターになるのに、俺なんかに意見を聞いてどうする。てか初歩過ぎだその質問。



・・・、はい、無いですね。はい、強引でした。いや、まぁ、たまにはこういうのも良くない？



どうやら昔の住人（ちなみに女子）が置いていったアンプがあるからいらないか？とのこと。

捨てるのも何だかもったいないので、処分に困っていたようだ。



とりあえず見せてもらう。おぉ、小さいには小さいけど、それなりに立派なやつじゃないか。

Fenderとかのメーカー品でも無いにしろ、ツマミが６つついている。

この時点で、ツマミが４つしかないサンキュッパの今のアンプよりは高性能ってことになる。



朝で時間が無かったので、「とりあえず考えときます」と言って登校する。

ホントはすぐ欲しかったが（笑）帰ってきて、ありがたく頂戴する。

ギターを繋いで弾いてみる。おぉ、音が前より断然太い。

オーバードライブをかけると良い感じにガシガシした音になる。こりゃラッキーだ。

今のショボアンプは実家に持ち帰って、実家用にしてしまおう。

帰省するたびにアンプを持ち帰るのって面倒だからな。妹もベースやりたいとか言ってたし。



幸か不幸か。日常。