★ 悲しい唄を唄ったら

結局クリスマスのライブには弾き語りという形で一応参加し、

Syrupの曲をやったら、先輩から「クリスマスなのに葬式みたいな雰囲気になった」

と言われ、たまには中二病を気取っていても、何だかんだで凹んでしまう。

やはりどうしても自分本意なようで、

人が高揚する様を見て、自分はどんどんと打ちのめされて、堕ちていく。

自分が、必要とされていないような気がする。

いや、それは概ね真理であると思う。

同じような立場の人が多くいる空間の中で、

それでも結局俺は俺でしかないとか、

いやそれでも俺は没個性人だとか、

フラフラすることだけは永遠不変なような気がする。



歳を取るというのは残酷なことだ、という言葉は、

それを理解することで初めて成立する。

そして、それはとても残酷なことである。



誰かが生きて、誰かが死ぬ。



とりあえず、故郷に還ることにする。

また来年。