★ ザ・スカイフォーカー

俺が昔好きだったマンガ、「ドカベン（プロ野球編）」に、

里中悟という投手の登場人物がいた。

彼はアンダースロー投手であって、

彼の投げるフォークボールは、

アンダースローであるがゆえに、

一度浮かび上がるように見えてから、

一気に高角度に落ちるのだった。

そんな人生だ、と、まるで情けなく、酷く自己愛的なことを言う。



小さい頃は明朗快活で？

皆の真ん中にいるような気がしていて？

それで、今は違う？

違うのか？　本当に違うのか？

報われているはずである。

別に何て事はないはず、はずだ。



心理学の授業で見た、

「自分で自分を、悲劇の主人公にしてしまうんです。」と、

伏し目がちに言う、メガネの男を、

お前は「何て頭の悪い人間だ」と、

鼻で笑い、まさに一笑にふしただろうが。



作れば良いし、歌えば良い。

何とかして、掴み取れば良い。

ただそれだけのこと。

歪む自分を、思いきり表して、それに込めれば良いだけのこと。

それで駄目なら、それで終わりだろ。

それすらしないでグジグジ泣き言を言うな。



「撃って良いのは、撃たれる覚悟のある奴だけ」ってさ。

その通り。至極その通り。



さて、あと7分。

時間の流れに乗って、俺も、この頭抱えて、動かなければ。

そう、在ろう。



今日の一曲→ http://jp.youtube.com/watch?v=QiG0kSdwogc&feature=related

今日の一曲は、eastern youthで「雨曝しなら濡れるがいいさ」